作品は永遠なり

なにに人生影響受けたかときかれましたら、真っ先に答えますのが、池田理代子先生でございます。小二のときに幼なじみに紹介されるまでマンガというものを読んだことがなかったわたしですが、「ベルバラ」にノックアウトされてしまいました。読んですぐは影響なかったんですけど、それが三日ぐらいしてどうしてもベルバラが読みたくなり、母親に買ってたもれと泣いて叫んで本屋にいけば、全巻がない。取り寄せしている一週間の間、オスカル様の夢をみる。あのころの女の子はみんなオスカルに恋したもんです。

で、すっかり池田理代子ファンになりまして、ちょうど折しも「オルフェウスの窓」が連載開始されまして、その連載が終了する中二ごろまで、毎日オルフェウスの窓のことを考える生活になりました。

しかし、わたしも時の流れとともに趣向が変わり、高校生になって忌野清志郎命の生活がはじまり、宝島少女となっていくわけです。そのころのわたしは池田理代子?昔のことよ。くらいな感じでしたが、しかし、時を経て大人になり、忌野清志郎も池田理代子もわたしの中でうまい具合にブレンドされまして、いまは両方ともわたしを形つくった大事なひとときを与えたくれたヒーロー、ヒロインでございます。

そんなこと普段は忘れているんですけど、つい昨日「オルフェウスの窓」の登場人物で、わたしの一時の心の恋人でありましたアレクセイが夢にでてきまして、わたしときたら昔と変わらず胸ときめかしているんですね。その時間は中学生くらいで止まってるんですよ。時間はうつろえども、作品は永遠なり、そんなことを思いました。いまでもベルバラ読むと小学二年に心はタイムワープします。それほど素晴らしい作品だったのだなあと思います。わたしも一生に一作くらい、そんな人の心に残る作品を書きたいものです。