ハンバートハンバート中野サンプラザ

先週の木曜日に中野サンプラザでハンバートハンバートのコンサートがありました。夫が好きでわたしもききはじめ、いつも仕事の最中などのBGMできいておりましたが、コンサートははじめてうかがいました。というか、彼らにしても、ホールのコンサートというのが、今回がはじめてなのだそうです。なんというか、胸を打つコンサートでした。

彼らの CDとライブにそれほど音の違いはないのですが、遊穂さんの歌のうまさが際立っておりました。 CDできくときよりも、うまいとしみじみ思えたのはなぜなのか、疑問・・・。しっかり噛みしめるように歌うようすに心うたれたのか、夫である良成さんとの掛け合いに心あたたまったのか。子供が客席に多かったのも、ほのぼのといい感じでした。あまり彼らのことには詳しくないのですが、たぶん楽曲はつげ義春好きの良成さんが手がけていると思われ、曲のひとつひとつが丁寧に演奏され、本当によかったです。

しかし、残念であったのは、ホールでの演奏がはじめてだったからなのか、遊穂さんの声がときどき演奏によって聞こえなくなってしまったところ。しみじみした曲が多いだけに、歌詞がきこえないのは残念しごく。PAとかその辺の塩梅なんだと思うのですが、遊穂さんの繊細でのびやかな声を活かす音をクリアに届けてほしいものです。そう考えると、キヨシローのスタッフはかなり優秀だったのだなと思う。キヨシローの声がつぶだって歌詞もよくわかった。まあキヨシローの歌唱力やスタッフの優秀さもありますけど、ライブの場数が違いますしね。これからどんどん良くなっていくのではないでしょうか。

個人的には、「ブラザー軒」をやってほしかったですけど、あれは夏の曲ですしね。でも何度きいても泣いちゃうんですよねー。そのかわりというか、CHARAの「やさしい気持ち」を歌ってまして、これもよかった。彼らの世界はきれいななんだけど、底のところに太いなにかがあって、それは家族でバンドをやっているということと無関係ではない気がしますが、言葉にすれば安心感や生きる喜びや生きる悲しみというようなものではないか。

すっかり心洗われて、コンサートが終わったあとはすっきりしました。まるで泣いたあとみたいに。これからも機会があれば是非うかがいたいものです。今度こそ、「ブラザー軒」きけるかな。